2025.01.29
【新築・茨城】子育てグリーン補助金『GX志向型住宅』を建てるには?(1)【断熱性能編】

2024年補正予算にて『子育てグリーン住宅支援事業(補助金)』が決まりました。
その中の『GX志向型住宅』という、聞いたことのない高性能住宅グレードについて、気になる方も多いのではないでしょうか。
どうすればGX志向型住宅になり、補助金取得のチャンスになるか、断熱性能について気になるところをわかりやすくまとめて紹介していきたいと思います。
GX志向型住宅はどういったもの?
2050年の脱炭素社会実現にむけた、ZEHを上回る高い省エネ性能を持つ住宅
カーボンニュートラル(脱炭素)という言葉はご存知でしょうか。
菅政権時に、2050年の脱炭素社会実現に日本も表明し、CO2削減を急速に進めることになりました。
建築が出すCO2量は社会全体の3割といわれており、例外なく住宅も省エネ化を進めることになっています。
今まではZEHやLCCM住宅、断熱等性能等級7の住宅などが高い省エネグレードでしたが、
2024年補正予算へ、新たな子育てグリーン補助金が組まれ、
新しく『GX志向型住宅』という高性能住宅のグレードと補助額が示されました。
子育てグリーン補助金について知りたい方はこちらもチェック

【最新/補助金/GX】子育てグリーン住宅支援事業で新設されたGX志向型住宅とは?
そもそもGXとは?

グリーントランスフォーメーション(Green Transformation)の略称であり、化石燃料からCO2を排出しない太陽光発電などのエネルギー使用へ転換していく取り組みを示します。
2050年の脱炭素社会実現にむけてできました『GX志向型住宅』。一時的なワードではなく、ZEHより上の高い基準として、今後も大きな指標として続いていくでしょう。
※似た用語にDXがありますが、こちらはデジタルトランスフォーメーションです。
GX志向型にするには、性能の数値基準を満たす必要がある
GX志向型住宅をうたい、補助金(子育てグリーン補助金:160万円/戸)の受給をうけるには、
国が定める計算を行い、第三者機関による評価を受ける必要がございます。
※証明書については、2025年1月20日時点 未発表となっています。
具体的な性能は下記の通りです。
(1)断熱等性能等級6以上(外皮平均熱貫流率 UA値0.46以下)
(2)一次エネルギー消費削減率 太陽光等除き 35%(太陽光含め100%)以上
一次エネルギー消費削減率(設備)についてはこちら

【新築・茨城】子育てグリーン補助金『GX志向型住宅』を建てるには?(2)【省エネ設備編】
断熱性能(断熱材・サッシ)
断熱等性能等級6 外張付加断熱までは不要な水準

断熱等性能等級6とはどのくらいの断熱材・工法で達成するか、具体的イメージをお伝えします。
一般に、一定以上の断熱性能となると、従来の壁の断熱(充填断熱)の外側へ、付加断熱が必要となってきます。
しかし、等級6の場合は、多くの場合付加断熱せずに、屋根(天井)や壁、床などの断熱材を高性能化・厚くしていくことで達成するといえるでしょう。
しかし、サッシが大きく数が多いと、熱が多く逃げるようになりますので、サッシ自体の性能を上げる(≒コストUP)必要が出てきますので、バランスをみながら間取り検討をしていくことが重要です。
人気の平屋、コンパクトな住宅がおすすめ(断熱性能が高く快適に)
大きい空間より小さい空間のほうが断熱性能は高くなりますし、エアコンも効きやすくなります。
世帯人数も昔に比べると減少傾向にあり、ちょうど良い居住空間としての平屋やコンパクトな住宅に人気が集まっているようです。
いえすたいるでの人気の『コンパクトでかわいい』平屋の事例を、もしよろしければご覧下さい。

茨城県で建てた、コンパクトでかわいいオシャレな新築一戸建ての平屋5選
まとめ
このコラムでは、子育てグリーン補助金『GX志向型住宅』を建てるための断熱性能のコツについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
長らくZEHやLCCM住宅が、補助金の対象となる高性能住宅として君臨しており、その上位グレードが出たことは、既に業界内外問わず大きな話題となっています。
補助金やGX志向型等、また最新の情報をお届けできたらと思います。
お読み頂きましてありがとうございました。
太陽光発電等に対応している工務店は?
GX志向型住宅に必要不可欠なのは『太陽光発電』(再生可能エネルギー)です。
そちらに対応している、いえすたいる工務店について興味がある方は、下記リンクをご覧下さい。

いえすたいる編集部
のぶりん
鉄道・飛行機・旅行の大好きな「のぶりん」です! 住宅の省エネや申請等に携わっています! 工務店の魅力を広くお伝えできるよう日々頑張ってまいります!