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2024.07.31

最終更新日 2024.07.30

【R6年度/新築最大140万円/補助金】LCCM住宅補助金についてまとめてみました(実績報告 編)

LCCM住宅は現在、低炭素社会に向けた住宅における最終目標として位置付けられています。今、LCCM住宅に取り組むのは「差別化」としても良いタイミングではないでしょうか。そして2050年カーボンニュートラルを実現させるために、CO2排出量を最小化できるLCCM住宅については、国が補助金制度を用意しています。私自身が補助金申請に携わった実経験をもとに、今回は実績報告についてまとめてまいります。別コラムで交付申請編もございますので併せてご覧ください。

LCCM住宅とは?

改めて、「補助金で検索してこのコラムを読んでいるけど、そもそも『LCCM住宅』ってどんな家?」と疑問に思う方もいるでしょう。『LCCM住宅』の仕組みや認定基準等につきましては別コラムにてご紹介しておりますので、まずは下記のコラムをご一読いただけますと幸いです。

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最先端のエコ住宅?!LCCM住宅とは?性能や認定基準・補助金事業についてまとめました!

皆さんは「ZEH」ではなく「LCCM住宅」を聞いたことはあるでしょうか?LCCMは『ライフ(L)サイクル(C)カーボン(C)マイナス(M)住宅』の頭文字を取った略称です。今回のコラムでは次世代住宅であ…

補助金の「交付申請」手続きについて

さて、LCCM住宅がどんな家か確認したうえで本題の補助金のお話に戻りましょう。本補助金事業に限らず基本的に各事業には申請受付期日や報告期日があるのが一般的です。今回のLCCM住宅の補助金事業も同様です。まずは交付申請手続きを行う前に、準備することを含め『交付申請 編』のコラムをご覧ください。

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【R6年度/新築最大140万円/補助金】LCCM住宅補助金についてまとめてみました(交付申請 編)

LCCM住宅は現在、低炭素社会に向けた住宅における最終目標として位置付けられています。今、LCCM住宅に取り組むのは「差別化」としても良いタイミングではないでしょうか。そして2050年カーボンニュート…

実績報告は補助対象に係る工事完了より原則1か月以内に提出が必要!

R6LCCMスケジュール

※実績報告期日に間に合わない場合の『延長申請』が設けられる可能性がある

実績報告最終期日が設けられておりますが、それまでに間に合うように提出するのではなく、原則は、補助対象に係る工事完了()を迎えた日(=事業完了日)から1か月以内に実績報告を提出しなければならない点に注意しましょう。ただ、最終期日までに「補助対象に係る工事完了(事業完了)」を迎えられなかった物件につきましては、延長申請を行うことで、実績報告の提出日を一時的に延ばすことも可能な場合があります。

 

補助対象に係る工事完了日・・・「検査済証の交付日」「請負契約金額の全額が清算された日」

実績報告を行うまでの主な準備について

LCCM実績報告書類

各認定取得証明書類

LCCMに係る認定取得書類

実績報告時にはLCCM住宅に係る各種性能証明書を提出する必要があります。(場合によっては交付申請時に提出を行うケースもあります。)基本的に必要となってくるのは「長期優良住宅の認定取得関連」と「BELS評価書」になります。上記写真では認定証や評価書の表紙のみ掲載しておりますが、実際に提出をする際は、認定取得にあたり作成した『申請書類一式』も提出します。LCCM住宅認定書につきましては、認定取得費用を補助対象経費として計上する場合は提出が必要となります。逆に言えばLCCM住宅補助金についてはLCCM住宅認定書の取得は必須ではありません。

性能評価をした断熱仕様や設備の写真+出荷証明(納品書)

LCCM_性能評価の対象となる仕様
イメージ断熱・出荷証明

LCCM住宅の補助金申請では、現場の各写真が必要となります。撮影の流れとしては

「着工前更地写真」▶「各部断熱施工写真」▶「耐力面材※」「剛床対応※」▶「各設備設置時の写真」

という流れで撮影を行い、最終的には『写真台帳』と呼ばれるシートへ撮影写真を取りまとめて提出します。

特に注意するべき点は、隠れてしまう断熱工事や面材・床施工時の写真ですね。ここは必ず撮影を忘れないようにしましょう。

 

そして、併せて必要となるのが出荷証明書 or 納品書になります。使用(性能評価)した断熱仕様や設備機器が対象物件現場へ出荷or納品されているかの根拠資料となりますので、こちらも忘れずに準備をしましょう。

請負契約金額の精算を確認できる書類

清算の確認書類

工事請負契約金額の精算を確認するために「受領」と「送金」それぞれで書類を準備する必要があります。特に補助金を申請する物件につきましては、振込明細書や振込受付書などは捨てずに控えておきましょう

実績報告後、入居日の翌月から『3年間』のエネルギー使用量の報告義務がある

エネルギー使用量報告

※LCCM住宅用のエネルギー使用量報告書(Excelデータ)

LCCM住宅の補助金申請をした物件につきましては、実績報告の後、「『3年間』のエネルギー使用量報告の義務」があります。こちらは指定の様式で、3年間の情報を取りまとめてLCCM審査機関へ報告を行います。(詳しくは毎年年度更新にて、「1年目」「2年目」「3年目」というかたちで合計3回の報告を行います。)建築主様、施工会社様どちらが報告しても構わないですが、忘れないように注意することと、補助金申請を行う前には、エネルギ使用量の報告をどちらが執り行うか。事前に確認をしておくと、トラブル等もなくお互いに良い関係で進められるのではないでしょうか。

 

<エネルギー使用量報告ページ>

https://www.kkj.or.jp/sustainable/lccm/lccm-energy.html

 

まとめ

LCCM住宅の補助金について今回は「実績報告の準備」を主とし、お伝えしてまいりました。先に掲載いたしました交付申請編でも述べましたが、LCCM住宅の補助金申請ハードルは少し高いものとなっております。特に写真撮影箇所の観点からみても、取り忘れると大惨事になる可能性がありますよね。今の内なら出る補助金を有効に活用して、資産価値の高いLCCM住宅を建ててみてはいかがでしょうか。是非、一度「補助金をご活用したLCCM住宅」ご検討してみてください!

 

<参照> 令和6年度 LCCM戸建住宅部門(令和6年度サステナブル建築物先導事業(省Co2先導型))

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【R6年度/新築最大140万円/補助金】LCCM住宅補助金についてまとめてみました(交付申請 編)

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いえすたいる編集部

KAKUTO

最近は「洋服(特に裏原系)」と「kpop」にハマっています! 息抜きにする「読書(主にミステリ小説)」もちょっとしたマイブームです。 これから家を建てる皆様へ、少しでもお役に立てる情報発信を 私自身も日々勉強しながら更新してます!

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