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by TANOKURA

2020.03.18

油断禁物?結露の影響と対策をお伝えします!

結露している窓のイメージ
家づくりの豆知識家のメンテナンス家の構造について木造構造省エネルギー住宅長期優良住宅高気密・高断熱

身体に害を与え、場合によっては家の寿命を短くしてしまう結露について、メカニズムと対策方法についてお伝えします。
施工中がカギとなる「内部結露」、暮らしの中で十分に改善できる「表面結露」それぞれについてまとめました。

結露が生じるとどうなるか?

家にも、身体にも影響を及ぼす結露

カビやウィルスのイメージ

結露というと、寒い冬の日に窓際に水滴がつくというのを想像されると思います。
この水滴ですが、放置しておくとカビの発生や、住宅内部の腐食等、様々な問題を引き起こすとされています。

その結露についてを確認し、住宅を建てる前、建てた後の結露対策について学んでおきましょう。

内部結露、表面結露がある

結露には「内部結露」「表面結露」の2種類があります。

窓につく水滴など、一般的な結露のイメージといえるものは「表面結露」と呼び、

壁の内側で、普段見ることのできない住宅内部で起きている結露を「内部結露」と呼びます。

表面結露は普段から目にするものなので、暮らしの中で対策がしやすいですが、内部結露については、住宅を建てている段階でしっかり対策をしておく必要があります。

 

結露が生じる原因とは?

結露するメカニズムのイメージ

水が入ったコップ(右側の写真)をたとえにするとわかりやすいかもしれません。
中学校の理科の授業で習ったように、温度によって、空気中でためられる水蒸気量が決まっています。
暖かければ暖かいほど、ためられる水蒸気量は多くなり、寒ければ寒いほどためられる水蒸気量は少なくなります。

急激に温度が下がったとき、水蒸気でいられなくなったものが「水滴」となって姿を現します。
コップの場合、コップ表面で急激に温度が下がる(温度差ができる)ため、そこに水滴が生じ、結露となるわけです。

住宅でも同じことが起きています。
部屋の暖かい空気が、窓際で急激に冷やされて、ためられていた水蒸気が「水滴」になるというわけです。
これを未然に抑えていくことをお伝えします。

未然に知っておく、結露対策 ~内部結露編~

高気密高断熱住宅であるほど注意??

昔の家のように、すき間が多くて外と温度差が小さい場合は結露は生じにくいでしょう。

しかし、良しとされる「高気密高断熱住宅」は室内外の温度差が大きいため、結露が生じるリスクが高くなります。

換気が足りない場合や、部屋の湿気が多い場合は、その分結露リスクとなります。

 

部屋の湿度を高めすぎない(50%以内)、部屋を必要以上に暖めすぎないという暮らしの中の工夫も大事ですし、

部屋の暖かく湿った空気を住宅の壁の中に入れない、ということを建設中にしっかり実現させる、ということも非常に重要です。

 

施工事業者に確認してみましょう

施工事業者のイメージ

部屋の暖かく湿った空気を壁の中に入れさせず、壁の中は屋外と風通しを良くする、という施工は、使用する断熱材によっては定められています。
壁に入れる断熱材の、部屋側には湿気を通さない「防湿フィルム」というものを貼り、断熱材の屋外側には、湿気を逃がす「透湿防水シート」を貼ることが多いです。

ただ、施工上少しでもすき間があったりすると、そこから部屋の湿気や暖かい空気が入り、柱などの住宅を支えるところを腐食させたり、ダメージを加えることがあったりします。
そのため、結露対策をしっかりしているかどうかについては、住宅会社さんに確認する必要があります。

未然に知っておく、結露対策 ~表面結露編~

表面結露は、内部結露に比べて普段から目に見える範囲で起こるため、対策がしやすいと思います。

常に結露がついている状態では、アレルギーや肺炎の原因となりうるカビや、サビ(金属部分)が発生してしまいますので、出来ることから暮らしに取り入れていきましょう。

湿気を減らす

結露は、簡単にまとめると「ためられた水蒸気が、温度を下げることで水滴になってできたもの」です。

したがって、湿度を高めすぎないことを工夫するだけでだいぶ結露を抑えることができます

湿気を減らす(湿度を高めすぎない)方法の例をお伝えします。

  • 窓際に観葉植物を置かない
  • 過度に加湿しない
  • 適度に換気する
  • 除湿器で除湿する

湿度を下げることについては、そこまで難しくなさそうに感じるかと思います。

植物も水蒸気を発生させるため、置く場合は注意が必要でしょう。

設置する空調によっては注意が必要

石油ストーブのイメージ

左の写真のような、開放型暖房器具(石油・ガスを燃料としたストーブやファンヒーター)は、燃焼によって大量の水蒸気を発生させます。
あまりに部屋が乾燥しているときは湿度を高めるため良いですが、ある程度湿度が高いときは、結露が生じないように注意が必要でしょう。

エアコンやオイルヒーター等、電気式の暖房器具を使うことが結露対策には良いといえます。

温度差をなくす(温度を高めすぎない)

部屋を暖めすぎると、窓表面との温度差が高くなるため、結露がきわめて生じやすくなります。

サーキュレーターなどで部屋の空気を循環させることで、窓近くの冷やされた空気を部屋中に拡散して結露を防ぐことができます。

 

中性洗剤で窓周りを拭き上げる

窓周りの拭き上げのイメージ

食器用洗剤を水で薄め、窓ガラスなどを拭き上げることで、結露を防ぐことができます。
車の撥水洗車のように、洗剤には水をはじく作用があるためです。

拭き上げる箇所はあらかじめきれいにしたうえで、約10倍ほどの水で薄めた液を使って拭き上げます。
このコーティングが長く効果を保つわけではないため、定期的に拭き上げて結露を防ぐ必要がありそうです。

断熱性能を上げる、断熱(結露防止)シートを貼る

窓に貼るタイプの結露防止シートが販売されています

窓に貼ることで、冷たい空気を部屋に入れさせず、結露防止をすることができます。

夏場は断熱材同様、エアコンの効率も上げてくれるため、ずっと貼っておいても問題ないでしょう。

 

また、サッシ等の断熱性能を高めることで、窓の表面温度を上げ、温度差を小さくすることでも結露を生じにくくすることができます。

窓の室内側に取り付ける「内窓」によっても、効果的に結露対策をすることができます。

 

まとめ

結露のメカニズムから、表面結露・内部結露の対策までお伝えいたしました。

部屋と外の温度差を小さくすること、部屋の湿気を高めすぎないこと、建築中に部屋の湿気が壁の中に入らない施工をしっかり行うことが要点といえそうです。

高気密高断熱は暮らしの上で大きな利点ではありますが、温度差による結露などの課題もしっかり向き合っていく必要がありそうです。

いえすたいる編集部

のぶりん

茨城大好き、鉄道旅行大好きの「のぶりん」です。 普段は、住宅の設計や省エネに関する業務に携わっています。 素敵な「いえすたいる」に出会って頂けるよう、お気持ち込めて、役立つコラムを書いてまいります!

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