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2024.08.26

【知っておくなら今】ZEHとは? 住宅ローン控除の『ZEH住宅』との違い含め、わかりやすく解説

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ZEHお金・住宅ローンランニングコスト太陽光発電家づくりの豆知識家の構造について平屋の家省エネルギー住宅高気密・高断熱

ZEH(ゼッチ)はご存知ですか? また、住宅ローン控除や子育てエコホーム補助金での『ZEH住宅』は、本来のZEHとは異なりますが、違いはおわかりでしょうか。
2030年にはZEH水準が『義務化』されようとしており、性能が一定以上の高さでないと住宅が新築できないようになってしまいます。
国が推し進めているZEH、その正体やメリットやデメリット、新築時に後悔しない考え方についてお伝えしていきます。

ZEHとゼロエネルギーは違う?

ZEHとはどういうもの?

ZEHにするための仕様イメージ

ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略であり、一定以上の高い省エネ性能を持ち、かつ、太陽光発電設備などにより年間の電気使用量以上に発電を行える住宅を指します。
国の補助金によっては、ZEH、ゼロエネルギー住宅などといった言い方をしますが、国が定めているZEH基準は皆同じです。

ZEHにも何種類かある

ZEHにしたいけれど、『敷地や気候などの条件によってZEHにすることができなかった』といった住宅がどうしても出てくるものです。

国のZEH補助金などでは、そういった住宅に対して、『Nearly ZEH』『ZEH oriented』『ZEH Ready』などという名称を作り、条件を満たす住宅にも補助金を出しています。

また、ZEH-M(マンションなどの共同住宅にてZEHを達成)やZEB(ZEHの非住宅版)などもあり、住宅以外の省エネ性能を高める動きが進んでいます。

性能値の一覧表を掲載しますので、ご参考にして頂けたらと思います。

ZEH一覧表のイメージ

住宅ローン控除の『ZEH』には、太陽光発電が含まれない?

2024年現在、住宅ローン控除の借入限度額が『省エネグレード』別に変わるようになりました。

その中でも省エネ基準住宅や、ZEH住宅などが存在しますが、どういった性能かご存知でしょうか。

 

省エネ基準住宅=2025年4月以降に施工される『省エネ義務基準』

ZEH住宅   =ZEH水準(太陽光発電を除いて、断熱・設備の省エネ性能でZEHの基準を達成)

 

ZEHとZEH水準は似て非なるものであり、住宅ローン控除などのZEH住宅は、『太陽光発電がなくても対象』になります。

2030年よりZEH水準が義務化される見込みですが、太陽光発電はそこには含まれていませんので、ご注意下さい。

ZEH以上の性能にするメリット

光熱費がオトクに

エアコンをとめる人のイメージ

断熱性能を上げることで、エアコンで暖めたり冷めた空気が維持されやすくなりますので、一番かかるとされる冬場の暖房含め、光熱費をおさえることができるでしょう。
給湯器や換気、照明なども一定以上の高い省エネ性能にしますと、年間換算の光熱費を大きく削減することができます。

コンパクトな住宅は、相対的に省エネ性能が高くなります!

同じ断熱性能でも、2階建より平屋、広い住宅よりコンパクトな住宅のほうが相対的に省エネ性能が高くなる傾向にあります。

エアコンの作用空間も小さくなり、必要十分な暮らしこそが、これからの時代宜しいのではないかと思います。

●いえすたいる工務店の、コンパクトなオシャレ平屋の事例を掲載しますので、ぜひ将来をイメージしながらご覧ください。

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健康にやさしい

真冬に布団から出たくない、布団からでても床が冷たく凍える、エアコンがいつまでも効かない・・・こんな住宅はいかがしょうか?

逆に、真冬でも、夜エアコンを止めてからあまり寒くなっておらず、床をはだしで触れても寒くない、エアコンはすぐに効く。

後者が省エネ性能の高い住宅です。

 

暖かさや冷たさがどのくらい違うのかについてはわかりづらいところではありますが、

断熱性能を上げること、そして気密性能を上げることで、長く住まうにふさわしい快適な住宅にすることができるでしょう。

国の補助金や、税金の軽減が受けられる

国の複数の省庁が『ZEH』(2024年時点:55万円~)や『長期優良住宅』などの補助金を出している他、

住宅ローン控除や、フラット35での金利優遇など、様々な優遇を受けることができます。

また、住宅ローンの申し込み先になります金融機関においても、独自に『ZEH割引』などを行うケースが出てきており、性能は避けられない部分になってきています。

デメリットはやはりコスト?長い目で見ると・・・

人生計画同様、2-30年スパンで考えることが大切

住宅の性能を上げる際は、コスト増がどうしてもデメリットになります。

新築を考える際、土地代がかかりローン融資の限界もありどうしても・・・という場合はやむを得ないかもしれませんが、

太陽光発電等、ある程度予算に見込むことができるならば、視野に入れておいた方が良いでしょう。

太陽光発電設備費自体は、約10年で元が取れるといわれています。

その他の費用増加分についても、20年―30年スパンで考えるとプラスになるという試算ができ、健康への影響による医療費削減など、金額では表せない恩恵があるといえるでしょう。

 

その他、性能を上げたほうが良い理由について、2点お伝えします。

住宅の性能が年々あがっており、新築後に後悔しても変更は容易でない

5,6年前(2022年頃)は、まだ現在のようにZEHが普及しておらず、まだまだ省エネ性能の高い住宅というイメージでした。

しかし、少しずつ住宅の性能も上がり(比例して補助金額も下がってはいきますが)、2030年には太陽光発電除きZEH基準(ZEH水準)の義務化がされることになっています。

『このくらいの性能で良いかな』と妥協しますと、新築後、相対的に性能が低いことで不満になり、せっかく建てた住宅への愛着が薄れてしまう可能性があるでしょう。

ハイスペックにする必要はないと思いますが、ある一定以上、少なくともZEH・ZEH以上あたりの性能があったほうがこれからの時代に宜しいかと思います。

やむを得ない事情での売却や、贈与、相続などで『性能≒資産価値』となる

住宅の資産価値査定のイメージ

あまり売却ということは考えたくはないですが、そういった場合や相続の際、性能が高い住宅の方が『資産価値』としては高く評価されるとされています。
長期優良住宅やZEHなど、認定があるとそれだけで相対的に価値が上がるでしょう。

まとめ

新築後に『もっと断熱材を良くしておけば良かった』等と後悔しない為に

このコラムをご覧頂いている方は、新築についてまだまだこれから、かもしれないですし、具体的に考えていらっしゃるかもしれないですが、

もし新築を少しでも視野に入れているようでしたら、省エネ性能は、ある程度意識しておいたほうが良いと思われます。

この『いえすたいる』では、省エネや性能に特化したコラムを多く執筆し紹介している他、性能に強い工務店とたくさん出会うことができますので、

ぜひこの機会に一歩踏み込んで頂けたら幸いです。

 

お読み頂きましてありがとうございました。

親身に相談にのってくれる、いえすたいる工務店に聞いてみるのもおすすめです

鉄道のイメージ

いえすたいる編集部

のぶりん

鉄道・飛行機・旅行の大好きな「のぶりん」です! 住宅の省エネや申請等に携わっています! 工務店の魅力を広くお伝えできるよう日々頑張ってまいります!

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