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by TANOKURA

2022.04.26

高断熱住宅の『Heat20』『LCCM住宅』『ZEH』とは? わかりやすくお伝えします!

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菅政権時に『2050年のカーボンニュートラル(脱炭素化)実現』が宣言され、住宅も例外なく省エネ性能を上げていくことが求められています。
今後、更にZEHなどの省エネ性能の高い住宅が普及していくことが考えられますので、『Heat20』『LCCM』『ZEH』などの高性能住宅についていくつかお伝えしたいと思います。

Heat20(ヒート20)とは?

どのような省エネ住宅?

Heat20とは、2009年に発足された、『2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会』の略称を示します。
世界的に見て決して高いとはいえない住宅の省エネ基準(断熱・一次エネルギー消費量)に対して、環境問題や快適性等に配慮した、高断熱住宅の基準を作ろうと動き出した団体といえるでしょう。

グレードがG1,G2,G3の3つあり、どのグレードもZEH基準に比べてはるかに高くなっています。

Heat20 各グレード別基準

断熱等級と基準値のイメージ

Heat20のG1~G3グレードについても、国の省エネ基準などと同じく『UA値』で定められています。
UA値は『熱の通しやすさ(熱貫流率)』を表す数値のため、小さい数字であればあるほど性能は良くなります。

国が定める省エネ基準では、UA値 0.87 、ZEH基準は UA値0.60ですが、
Heat20は一番低いG1グレードが UA値0.48と、基準達成にハードルがあることがおわかりでしょう。

高断熱の恩恵をしっかり受けるには、G2グレード以上の性能がおすすめ

断熱性能やサッシの性能を上げると、当然費用もかかってきます。

光熱費や快適性等を踏まえると、中途半端に性能を上げるより、Heat20のG2グレード以上の性能にするほうが費用対効果として良いという意見も出ています。

ちなみに、G2グレード以上にする場合は、通常の屋根や壁の断熱の外側に、新たに断熱施工(付加断熱といいます)を行っていく必要が出てきます。

~住宅の省エネ基準について詳しく知りたい方はこちら~

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国土交通省がheat20相当の『断熱等級』を創設

断熱等級6,7のイメージ

国が定める省エネ等級には、『断熱等性能等級』『一次エネルギー消費量等級』がありますが、2022年10月1日より、断熱等性能等級の上位等級(Heat20相当)ができることとなります。

上位等級ができることで、等級6相当といった高断熱住宅が普及していく可能性があるでしょう。

LCCM住宅とは? メリット・デメリット

LCCMとZEHとの違いとは?

LCCM住宅は、『ライフサイクル カーボンマイナス住宅』の略称であり、その名の通り、『木材資源の採取から建設・廃棄・解体までの家の一生涯のCO2収支をマイナスにする』住宅を示します。

CO2収支をマイナスにするということは、太陽光発電等で電気代を相殺させる必要が出てきます。

その為、性能としては必然的にZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)化させなくてはなりません。

 ※ZEHは、住んでいる間のCO2収支をマイナスにした住宅 といえます。

 

そこから更に、高断熱化や住宅の長寿命化等を進めていくことで、LCCM住宅の基準達成となります。

なお、国は『省エネ住宅の最終目標』をLCCM住宅としています。

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LCCM住宅にするためには?

LCCM住宅のイメージ

ZEH基準を証明するものは『BELS評価書』でしたが、LCCM住宅の場合は『CASBEE(キャスビー)戸建評価認証制度』で基準達成を確認することとなります。

CASBEEの認定にて、環境効率ランクがSもしくはA、かつライフサイクルCO2ランクが緑5つ星となることが基準とされています。
環境負荷低減や環境・景観への配慮(省エネ性)などを中心とした評価軸です。

性能としては、ZEHを超える高い断熱性能の他に、長期優良住宅のような『長く住み続けられる(=省エネ)』ことの両方が必要といえるでしょう。

画像 令和4年度国土交通省予算決定概要 住宅局資料より引用 https://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_008313.html

初期コストがかかってしまうことがデメリット

通常の住宅に比べて、断熱材や高性能設備(給湯器等)を多く導入し、更には太陽光発電システムも導入しなくてはなりません。

ZEHや他の省エネ住宅と同様、LCCM住宅も光熱費削減や健康への効果(医療費削減)につながるのですが、初期コストが大きくかかってしまうことが、敷居の高さの1つといえるでしょう。

R4年度では、LCCM住宅の補助金も予定されている他、地域型住宅グリーン化事業では『ZEH+長期優良住宅』などでの補助額加算なども予定されている為、税制優遇と含めて検討してみてはいかがでしょうか?

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まとめ

このコラムでは、ZEHの他に『Heat20』や『LCCM住宅』という高断熱住宅を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

光熱費削減や快適性などの効果については、なかなかコラムだけで説明しにくい部分ではありますが、今後とも様々なメリット等をお伝えできればと思います。

補助金や省エネ住宅についてなど、他のコラムもお読み頂けたら幸いです。

お読みくださいまして、ありがとうございました。

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いえすたいる編集部

のぶりん

茨城大好き、鉄道旅行大好きの「のぶりん」です。 普段は、住宅の設計や省エネに関する業務に携わっています。 素敵な「いえすたいる」に出会って頂けるよう、お気持ち込めて、役立つコラムを書いてまいります!

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