2022.12.23
毎日の家事がラクになる!?ランドリールームのメリットとデメリットとは
注文住宅を建てる際、少しでも家事がラクになる家を建てたいと思う方が多いのではないでしょうか。
今回は洗濯に関する一連の作業がラクに済む、ランドリールームについてご紹介します。
ランドリールームとは?
洗濯・乾燥・干す・取り込む・畳む・アイロンがけ・収納・・・それぞれ作業する場所がバラバラだと時間と手間がかかり大変ですよね。ランドリールームとは、洗濯に関する家事をまとめて行えるスペースのことです。
近年は家事ラクを求める共働きの家庭が増えたこと、天気に左右されず花粉や黄砂、PM2.5という外気リスクから守ることなどの理由から、室内干しもできるランドリールームを設ける方が増えています。
家事の工程が短くラクになることで効率も上がり、また安心して室内に干せるため、心にゆとりもでき日常の生活も豊かになることでしょう。
ランドリールームに適した設置場所・間取りは?
生活動線や日常の流れを考慮して選ぶ必要があります。
キッチンの近くにあると、料理や片付けと同時進行で洗濯ができるため作業時間が短くなります。
脱いだ服や使ったタオルなど、洗濯するものが出る脱衣室・洗面室の近くにあると、運ぶ手間が減るため便利ですよね。専用のスペースを作れない場合は、ランドリールーム兼洗面室にするのもいいでしょう。
また、庭やベランダに面している場所にあれば、天気のいい日には外で干すことができます。
広さは室内干しをするスペースや乾きやすさなどを考慮して2~3畳が好ましいでしょう。あまり広すぎると居住スペースが減り、生活が不便になってしまいます。
家族と相談し、ライフスタイルに合った間取りにしましょう。
ランドリールームのメリット・デメリットは?
メリット
家事効率がアップする
ランドリールームの最大のメリットは、洗濯に関する一連の家事をまとめてできることでしょう。時間と手間が省けるので、家事の効率がアップします。
共働きの家庭が増えたこともあり、毎日の家事をいかに効率よく済ませるかが重要視されています。
時間帯や天候に影響されず作業できるランドリールームはとても機能的です。
雨の日にも干せる
雨の日に外干しができなくても、ランドリールームがあれば室内干しができます。
特に梅雨の時期の天気が不安定な日が続く場合、部屋干しする機会が増えると思います。
ランドリールームに洗濯物を干せば、リビングなどの生活スペースを邪魔することなく、見た目もスッキリします。
洗濯物の放置や散乱を防げる
洗濯物を取り込んだ後、リビングのソファや床に放置してしまうことはありませんか。
ランドリールームがあれば取り込んだ洗濯物をその場で畳んだり、アイロンをかけたりすることができるので、生活スペースに洗濯物が放置されずに済みます。
作業台を設置したりアイロンを収納しておけば、畳まず放置して、せっかく洗った衣類がシワだらけ・・・ということは少なくなることでしょう。
外気リスクから守られる
花粉や黄砂、PM2.5などの大気汚染による外気リスクから洗濯物を守るためにもランドリールームがあると便利です。
家族の健康や洗濯物の安全を考えて、お家の中で洗濯作業を済ませたいという方も増えています。
ランドリールームは、洗濯に関する悩みや不安を解消してくれる価値あるスペースと言えるでしょう。
デメリット
配置(間取り)が難しい
ランドリールームの配置は、居住スペースの邪魔にならないよう考慮する必要があります。
採光や通気、家事動線など、工務店や専門家に相談しながら決めることをおすすめします。
ある程度の広さと通気性が必要
洗濯物を干すスペースも確保するため、ある程度の広さや通気性が必要となります。適した広さがなかったり、通気性を確保できていなかったりすると、カビの発生や生乾きの臭いの原因となってしまいます。
ランドリールームに収納スペースを設ける場合は、湿気対策として十分な換気設備を整えておいた方がいいでしょう。24時間換気や窓の設置、除湿乾燥機など検討した方が良さそうです。
ライフスタイルの変化により使わなくなるかも
家事や子育てをしている主婦や共働きの家庭、大人数の家族にとって便利なランドリールームですが、子どもが成長して家を出た場合など、家族構成の変化により使用しなくなる可能性もあります。
将来的にどのような部屋として利用するのか考えておく必要があるでしょう。
まとめ
うまく活用することで毎日の家事にかかる時間を短縮できるランドリールーム。
一方で、天日干しを好む方も多いと思います。
本当に必要なのか、設置する場合はどれくらいの広さが快適かなど、家族や専門家と相談しながら決めてくださいね。
いえすたいる編集部
もうりす
食べること、歌うことが大好きウーマンです。 お休みの日は美味しいものを求めていろいろなところへ出かけています。 皆様の家づくりの参考になるような情報を発信していけたらと思っています。