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by TANOKURA

2020.04.30

TANOKURA~暮らしを楽しむ~Vol.2『土間のある暮らし』

土間
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―暮らしを楽しみたいシリーズー今回ご紹介するのは『土間のある暮らし』です。
古い日本家屋でよく見られた土間は、今では見ることは少なくなってしまいました。そんな中、近年また『土間』が見直されてきています。竈が置かれたり、外から持ち込んだものを置くスペースとして一時代を築いた『土間』は、現代建築でその固定概念にとらわれない自由な『土間』に姿を変え、私の暮らしを彩ってくれているようです。今回はそんな『土間のある暮らし』に着目してみました。

『土間』とは何か?

昔の土間

一般的に『土間』とは、屋内の玄関部分を地面のまま、またはタイルや漆喰、コンクリートなどで固めた土足空間のことです。
昔の日本家屋では、農作業や洗濯、料理などの家事はほとんど土間で行っていたこともあり、土間は広いスペースで、当たり前のようについていました。
現在では玄関とよばれるスペースが一番近いでしょうか。しかし、今日においては家事や洗濯はキッチンや水回りなどでの作業が主流の為、昔のような「家事動線」でついていた土間の存在は便利な家電製品等の登場により、次第に少なくなっていきました。

それでも土間は「家の中を土足で動ける。」という特有の空間が魅力ですよね。近年ではその魅力を活かし、現代の多趣味なライフスタイルに多目的に順応する「土間」を取り入れる家屋が増えてきています。

改めて、土間のメリットやデメリットについてご紹介していきます。

土間のメリット

1.様々な活用方法(多目的)

土間作業

明確に「こんな使い方があります!」というものがない点が、逆にメリットだったりします。
「作業場として」「自転車やバイク等を置いてガレージ代わりとして」「子供たちの遊び場として」など
人によってさまざまな形に活用できる点が土間のいい点。また、土足空間なので汚れたら直ぐに掃除ができます。土間では作業や遊びも汚れを気にすることはないですね。
土間スペースが広ければ、このほかにも活用法は広がります!イメージしてみるとワクワクしますね。

2.悩みを解決?汚れがちな道具の収納スペースとして

玄関土間収納

先程、「ガレージ代わりとして」と書きましたが似た部分があるかもしれません。
趣味で購入した自転車やバイク、屋外スポーツをやっているお子様の道具を収納するスペースに最適です。
家の中にあるので自転車やバイクも雨に汚れる心配がない他、お子様が雨の中帰路について、濡れてしまった道具も床は土間なので気になりません。また、自慢の代物をあえて見せて「見せる収納」も可能です。

土間のデメリット

1.冬は床が冷たくなり、部屋が寒くなりやすい

コンクリート

土間を取り入れる際のデメリットとしてまず挙げられるのは、床が冷えることと部屋が寒くなりやすいことです。土間は土の上、もしくは基礎の上に設けるので、冷たい空気などが入り、床が冷えてしまいがちです。場合によっては暖房効率も悪化したり、特に冬はすごく寒いと感じることもあるかもしれません。
これは、土間の床を「床暖房」で暖める他、家全体の温度を保つことで解決できるでしょう。また、これは発想の転換ですが、夏場は逆にひんやりして気持ちいいメリットが隠れてますよ!

2.スペースの確保による居住スペースへの影響

メリット部分で土間スペースを確保することで活用方法は多彩になると触れましたが、広げれば広げるほど居住スペースに影響が出てしまうことは頭に置いておく必要があります。土間は1階に設置するケースが一般的だと思います。一階に設置する居住スペースのリビングやダイニングもある程度のスペースが欲しいと考える場合、土間スペースと居住スペースのバランスは考えなければならないポイントとなります。

まとめ

土間のイメージ

今回は土間についてまとめていきました。
昨今、様々なライフスタイルがあり、そんな数あるライフスタイルに順応してくれるスペースが土間であり、再び注目され始めるきっかけになっているのかもしれません。設置をお考えになる人はどんな土間の活用を考えますか?居住スペースとの兼合いもありますが、土足空間をみなさんなりに有効活用し、暮らしを楽しんでみるのはいかがでしょうか?

いえすたいる編集部

KAKUTO

最近は「洋服(特に裏原系)」と「kpop」にハマっています! 息抜きにする「読書」もちょっとしたマイブームです。 これから家を建てる皆様へ、少しでもお役に立てる情報発信を 私自身も日々勉強しながら更新してます!

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