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2024.04.25

【茨城/新築】省エネ住宅についてご存知ですか?省エネ適合義務化・ZEHについてもお伝えします。

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2025年4月より『省エネ基準適合義務化』になりますが、更に住宅を調べると『ZEH(ゼッチ)』や『断熱等級』、『HEAT20』『LCCM』など、聞きなれない言葉へ多く出会うでしょう。
そこで、省エネ住宅・各等級や、省エネ性能を上げる必要性などについてわかりやすく解説していきます。

省エネ住宅とは?

光熱費などのエネルギー消費を抑えて、住むことができる住宅

省エネ設備:LED照明のイメージ

省エネの名前の通り、日常的に使う電気やガス等のエネルギー消費をおさえて住むことができる住宅です。
生活していく上で多く使うものに、エアコンや給湯等が挙げられます。

照明のLED化や、エコキュートの普及等、近年住宅の省エネ化が大きく進んでいます。

エネルギー消費を抑える=環境にもやさしい

電気など、私たちが使っているエネルギーの元は、化石燃料であり、消費するとCO2が排出されます(地球温暖化の原因といわれています)。

その為、エネルギー消費を(無理のない範囲で)抑えていくこと自体が、次の世代の為の環境保全につながり、それだけでも貢献といえるでしょう。

省エネ住宅の建築事例、気になりませんか?

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省エネ住宅には性能グレードがある

評価基準は『断熱等性能等級』『一次エネルギー消費量等級』の2つ

省エネ仕様のイメージ

省エネ住宅には『グレード』が複数ありますが、それらを評価する基準は2つあります。
1つ目は、住宅を覆う断熱材やサッシなどの性能(外皮 -がいひ- 性能)を指し、断熱等性能等級という等級で、学校の通知表のように性能が評価されます。

2つ目は、上記の断熱性能をベースに、エアコンや給湯器などの設備の省エネ性能(どれだけ基準より良くなったか)を評価する性能です。一次エネルギー消費量等級といいます。

国が定めている認定住宅(長期優良住宅、認定低炭素住宅など)では、紹介しました2等級それぞれについて基準を設け、一定以上の省エネ性能が確認できる場合のみ、認定を受けることが出来ます。

◆省エネ基準 (2025年4月義務化~5年以内)

断熱等性能等級4・一次エネルギー消費量等級4 が基準です。

『ZEH』も省エネ住宅の1つ

ZEH(ゼッチ:ネットゼロエネルギーハウス)をご存知ですか?

一定以上の省エネ性能を満たし、太陽光発電により、消費エネルギー以上の発電を行う住宅です。

▶太陽光発電を除いて、断熱等級5・一次エネルギー等級6という性能を満たす必要があります

電気代・物価が上がる中、自宅で日中分の電気をまかなうことができる『太陽光発電』は、家計にもプラスになるのではないでしょうか?

太陽光発電についても、いえすたいるでは詳しく解説しています!

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2030年にはZEH水準適合義務化、断熱等級6以上の高性能住宅が身近に

2050年のカーボンニュートラル(脱炭素社会)の実現の為、日本、そして建築業界も省エネ化を推進しています。

2025年4月に省エネ基準が『義務化』されますが、2030年頃には『ZEH水準』に基準引上げ予定です。

ZEH水準のイメージ

ZEH水準とは、断熱等級5・一次エネルギー等級6を満たす住宅であり、上記の『ZEH』から太陽光発電を除くと、ZEH水準住宅になります。

ZEH性能は今や特別なものではなく、数年後には当たり前になるという認識が宜しいでしょう。

ZEHのような住宅名称はないですが、『断熱等級6』『断熱等級7』など高みを目指した高性能住宅が増えてきています。

後々後悔しないよう、体験や見学会を通じ、家づくりの候補に入れていくと良いと思います。

省エネ住宅のメリットとは?

光熱費を削減できる

高い断熱性能を満たす際、エアコンを止めてからの温度変化も小さくなり、エアコンや給湯を中心とした光熱費を大きく削減することができます。

月単位でみると削減量はわかりづらいですが、30年~といった長いスパンでみることで、省エネ性能によって大きな開きがでることがわかるでしょう。

光熱費シミュレーションなどを希望する工務店へ出して頂くこともおすすめです。(あくまで机上のシミュレーションです)

快適な室温が維持でき、健康への良い影響も

寒くない脱衣室のイメージ

断熱性能の効果は、夏場にも感じられますが、やはり冬場の寒い時期に感じられるものです。
断熱の性能を上げていくことで、部屋間の温度差が小さくなっていきます。温度差によって入浴時に起きやすい『ヒートショック』も、おのずとリスクが小さくなる他、室温が低いほど血圧が上がるといった健康への悪影響もあり、冬場の暖かさが快適・健康へ必須といえるでしょう。

デメリット

性能を上げる分、コストがかかる

断熱材の性能を上げる、厚みを大きくする、サッシを高性能にする、といった『性能UP』の際、当然ながらコストは大きくなります。

しかし、長期的視点でみた光熱費削減や、健康への効果(病院へ行く回数が減る可能性)をみますと、一概にお金がかかるから止めるのは勿体ないものです。

間取りが制限されることも

小さい窓の家のイメージ

一定の性能までは、自由設計の間取りで問題なく基準達成をするでしょう。
しかし、性能を上げていくとともに、窓の大きさや数、リビングの広さ、吹抜けの大きさなど、希望していた仕様よりも抑えなくてはいけなくなってきます。

こちらの写真のように、熱を通しやすい窓を小さくすればするほど、断熱性能は向上します。

『コンパクト・平屋』が、省エネ性能実現には有利・おすすめです。

発泡スチロールの箱や魔法瓶を想像してください。

小さければ小さいほど、熱は逃げづらく、省エネ性能を上げることができます。

広い家より掃除の負担も減らせる『コンパクト・平屋』。

もしよろしければ、下記建築事例も参考にしてみてはいかがでしょうか?

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まとめ

省エネ住宅や、そのメリット・デメリットについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

住宅や建築物の省エネ性能は年々上がっており、5年後には良いと思っていた性能が当たり前、当たり前以下となることもあるでしょう。

最初に予算を出せる際は、省エネの高性能化に対する恩恵を受けられた方が良いと思いますので、長期的視点をもちながら、家づくりに取り入れて頂けたら幸いです。

鉄道のイメージ

いえすたいる編集部

のぶりん

鉄道・飛行機・旅行の大好きな「のぶりん」です! 住宅の省エネや申請等に携わっています! 工務店の魅力を広くお伝えできるよう日々頑張ってまいります!

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