茨城で注文住宅・リノベーションができる工務店を探すポータルサイト「いえすたいる」

by TANOKURA

2022.04.28

最終更新日 2024.01.11

【省エネ住宅/ZEH水準】2022年10月より認定水準引き上げ改正に!~長期優良住宅・認定低炭素住宅・ZEH(ゼロエネ)はどれを選択すべき?~

基準引き上げ
ZEHお金・住宅ローンランニングコスト地震に強い家太陽光発電家づくりの豆知識家のメンテナンス家の構造について木造構造楽しい暮らし災害に対する防災省エネルギー住宅自然素材長期優良住宅間取り高気密・高断熱

2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向け、令和4年10月1日より『長期優良住宅』『認定低炭素住宅』などの認定住宅の認定基準引き上げ(基準の見直し)が施行されました。10月以降認定住宅を建てる場合の基準値はどう変わったのか。今回のコラムでは、至る2050年、カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現に向け、『ZEH(ゼッチ)』を含めてどの住宅を選択するのが良いのか。認定住宅の水準がどのくらい引き上げられたのか。まとめてみました。

2022.9月までの基準値はどのくらい?10月以降はどうなった?

基準値

UA値とは・・・外皮平均熱貫流率と呼ばれ、住宅の「床、外壁、屋根(天井)やドア・窓など(総じて外皮)」から逃げる熱量(熱貫流率:U値)を、外皮の面積で割った値(Average)です。 値が小さいほど「熱を伝えにくい」ということなので、省エネルギー性能が「高い」ことがわかります。主に『断熱材』『サッシ』『ドア』の性能で評価されます。

 

長期優良住宅・認定低炭素住宅の新基準「0.60以下」にするということは、「断熱材の種類や厚み」「サッシの性能」「ドアの性能」等をあげる必要があります。ただ、旧基準である今までの「等級4」は現在先進国の中でも最低ランクです。より快適な生活を送るためには、等級ギリギリではなく、それ以上の性能に投資することもご検討してみてはいかがでしょうか。外皮性能値が出たら、次は『一次エネルギー消費量計算』にすすみます。

※『水戸市』は5地域に該当します

一次エネルギ消費量は「地域」や「住宅の間取り」で基準値が変動

まず『一次エネルギー消費量』は、『基準一次エネルギー消費量』と『設計一次エネルギー消費量』を比較することで求めることができます。計算に必要なのは「冷暖房設備」「換気設備」「給湯設備」「照明設備」です。

家電製品はそれぞれの家庭で使うメーカーや性能が違うので計算には該当しません。

「基準一次エネルギー消費量」は建設地や床面積、外皮性能値(UA値)、上で挙げた一般的な住宅設備をもとにして数値が計算されます。ここでひとつ、建設地や床面積、外皮性能値(UA値)によって、住宅ごとに「基準一次エネルギー消費量」は変動するという点には注意です。次に、「設計一次エネルギー消費量」です。こちらは外皮性能値(UA値)+「冷暖房設備」「換気設備」「給湯設備」「照明設備」各設備のカタログ性能値で計算されます。そして最終的に、「基準≧設計」の構図をつくり、その削減率を計算します。2022.10月以降、ZEH水準に引き上がりましたので最低でも20%以上の削減が必須となります。

『断熱』『一次エネルギー』に関するコラムも併せてご覧ください!

 . $thumbnail_alt1 .

【茨城/新築】『断熱等性能等級』『一次エネルギー消費量等級』 ~住宅の省エネ基準についてわかりやすく解説します~

2021年4月より施行された改正建築物省エネ法。300㎡未満の住宅に関しては、建築士による省エネ適合についての説明が必要となりました。 また、5年後、10年後スパンで『全ての住宅を省エネ適合させる』…

『長期優良住宅』『認定低炭素住宅』『ZEH』3住宅の水準は同じに

認定住宅の水準引き上げに伴い、3住宅とも基準値は同水準となります。3住宅ともに補助金や減税措置優遇がありますが、それぞれの住宅は認定基準が違います。

①長期優良住宅

基準1:住宅の構造及び設備について長期にわたり良好な状態で使用可能な措置が講じられていること。

基準2:住宅の面積が良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること。

基準3:地域の居住環境の維持・向上に配慮されたものであること。

基準4:維持保全計画が適切なものであること。

この基準を達成するための、細かな9つの技術的基準があり、それぞれを満たす必要があります。詳しくはこちらのコラムをご覧ください。

 . $thumbnail_alt1 .

『認定長期優良住宅』とはどんな住宅?認定基準は?条件は?

『認定長期優良住宅』。どこかで名前は聞いたことがある方も近年は多くなってきたのではないでしょうか?平成21年よりはじまったこの認定住宅、令和2年度終了時点で認定実績は120万戸を超えました。そんな住宅…
 . $thumbnail_alt1 .

なぜ長期優良住宅がいいの?性能基準の改正?メリットはあるけどデメリットは?

長期優良住宅を建てると、大きく分けると「優遇措置を受けられる点」と「補助金が受けられる点」。この2点のメリットがあります。今回の記事では「一般住宅」ではなく「長期優良住宅」の認定を取ることで得られるメ…

2022年10月より耐震性の基準も改正

長期認定基準改正

長期優良住宅の耐震要件では、『住宅性能表示制度(壁量計算)』もしくは『許容応力度計算』で耐震等級2以上を取得する必要があるのですが、2022年10月以降は、前者の計算方法で取得する場合は「耐震等級3」を取得する必要があります。詳細は下記コラムをご参照ください。

※太陽光発電設備を搭載する場合は、「重い屋根」仕様で耐震等級を取得する必要があります。

 . $thumbnail_alt1 .

2025年4月施行!待ったなし!性能(+耐震)の悪い家はもう建てられない?~『耐震等級3』のすすめ~

住宅の「省エネ化」が年々加速しているのは既にご存じのことかと思います。近年のZEH化推進により、「太陽光発電設備」の設置や、断熱材・開口部の高性能化が進んでいる今、比例して固定荷重(建物自体が持つ重さ…
 . $thumbnail_alt1 .

【耐震性/等級/木造】耐震等級3とは?省エネ住宅の推進で見直される『住まいの安心と安全』

近年脱炭素化の流れで推奨される『ゼロエネルギー住宅(通称:ZEH「ゼッチ」)』。「長期優良住宅」や「低炭素住宅」などの『認定住宅』も、2022年10月より基準値が『ZEH水準』に引き上げられ、住宅の「…

②認定低炭素住宅

実際に設けられている基準に定量的評価項目」と「選択的項目があります。

「定量的評価項目」は必須であり、「選択的項目」は8種のうち2種以上を講じる必要があります。(2022.09月まで)

長期と同じく「認定住宅」ですが、こちらは「市街化区域内のみ建築可能」という制限があります。

2022年10月以降、太陽光発電設備の搭載が選択項目から「要件化」へ

認定低炭素基準改正

引用:国土交通省(低炭素建築物の基準見直しについて)

太陽光発電設備の搭載が要件化され、選択項目からは「2項目以上」⇒「1項目以上」に変更されました。

参照(一社)住宅性能評価・表示協会HP

 . $thumbnail_alt1 .

「脱炭素社会」で推進される「認定低炭素住宅」とは?

2020年以降、一度は聞いたことのある「カーボンニュートラル」「脱炭素社会」。地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量を「実質ゼロ」にする施策です。2020年10月に当時の菅義偉首相が「日本では20…

③ZEH:ゼッチ(ゼロ・エネルギー・ハウス)

上記2つの住宅と比較した際、大きく変わる点として『太陽光発電設備』を搭載し、100%の一次エネ削減を達成することが義務であることが挙げられます。

基準1:UA値0.4~0.6以下をクリアする(※水戸市は0.6以下)
基準2:基準一次エネルギー消費量から20%以上の一次エネルギー消費量の削減
基準3:再生可能エネルギー(太陽光発電設備)の導入
基準4:太陽光発電量と差し引きし、基準一次エネルギー消費量から100%の一次エネルギー消費量を削減

 . $thumbnail_alt1 .

ZEH住宅とは?ゼロエネ?ZEH水準?太陽光を搭載し光熱費を減らしてお得に生活できる家!

皆さん『ZEH(ゼッチ)』という言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。また、最近『ZEH水準』という似た用語も聞いた方もいるのではないでしょうか?今回のコラムでは改めて『ZEH住宅とは何か?』『ゼロエ…

『ZEH』の評価は『BELS評価書』によって証明できます。また、自分の家がどれだけ省エネ住宅であるかの指標にもなりますので、取得されることもお勧めします!

 . $thumbnail_alt1 .

【茨城県/新築】BELSとは何かご存知ですか? ZEHとの違いや、星の数による省エネ表示など、丁寧に解説します!

BELSとは、住宅含む建築物の省エネ性能を星の数で表示する認定制度です。 星の数がどのようなもので決まるかということや、BELS取得のメリット、活用法についてわかりやすくまとめてお伝えします。…

「電気代の高騰」にお悩みの方へ、高騰している今だからこそ逆に太陽光発電設備を導入するいいタイミングです!理由はこちらのコラムをご覧ください。

 . $thumbnail_alt1 .

【太陽光/電気代/値上げ】電気代高騰で太陽光発電設置を考えるのは実際どうなの??

毎月のように電気代値上がりが懸念されている今日。買う電気が多い家庭であるほど、この先の電気料金の上昇が気になる方も多いかと思います。そんな今であるからこそ、太陽光発電を設置して『買う電気をなるべく減ら…
 . $thumbnail_alt1 .

【新築/注文住宅】太陽光発電設備初期費用「0円」のPPAモデルとは?導入はおすすめ?メリットやデメリットは?

昨今、度重なる『電気料金』の値上情報は多くの家庭を悩ませていることでしょう。値上がり続ける電気の購入を減らすため、再び『太陽光発電設備』が注目されております。しかし、いざ導入を検討した際に太陽光パネル…

省エネ住宅(長期・ZEH・認定低炭素)補助金を取得することも可能

地域型住宅グリーン化事業

令和5年度も地域型住宅グリーン化事業がスタートいたしました。活用に関する詳細につきましては以下のコラムをご覧ください。

 . $thumbnail_alt1 .

【Ⅱ期更新/住宅補助金】令和5年度地域型住宅グリーン化事業 最大補助金140万円!

2023年4月28日、国土交通省より『令和5年度地域型住宅グリーン化事業』の情報が開示されました。本コラムでは、当事業の概要とともに、昨年度との違いなどをまとめていきます。カーボンニュートラル推進の動…

『地域型住宅グリーン化事業』ってどんな事業?知りたい方はこちらもチェック↓

 . $thumbnail_alt1 .

【住宅/補助金】茨城県でも活用可能!地域型住宅グリーン化事業とは?令和5年度の変更点は?対象となる工務店は?どんな家が条件?

国土交通省より令和5年度も『地域型住宅グリーン化事業』の案内が公表されました。平成は27年。地域の中小工務店向けに「省エネルギー性能や耐久性等に優れた木造住宅・木造建築物の整備及び木造住宅の省エネ改修…

若者・子育て世帯であれば「子育てエコホーム支援事業」も検討可能

住宅省エネ2023キャンペーンの続報が発表!長期優良住宅であれば最大100万円/戸、ZEH水準であれば最大80万円/戸の補助金がでます。こちらの事業は、先述しました『地域型住宅グリーン化事業』とは併用が不可能ですのでお気を付けください。詳細はこちらもコラムをご覧ください。

 . $thumbnail_alt1 .

【最新/新築最大100万円/補助金】子育てエコホーム支援事業とは?対象条件は?いつから申請可能?

2023年11月10日、「令和5年度補正予算案」の閣議決定により「こどもエコすまい支援事業」の後継事業として『子育てエコホーム支援事業』が採択・公開されました。予算は2,500億円規模。これは前回のこ…
 . $thumbnail_alt1 .

【茨城/新築/子育てエコホーム】長期優良住宅・ZEHのポイントを解説

2023年3月下旬より『子育てエコホーム支援事業』が受付開始を予定しています。 そちらの補助金の省エネ要件である『長期優良住宅』や『ZEH住宅』について、わかりやすく解説をしていきます。 ZEHと…

住宅ローン控除限度額にも影響あり!

長期優良住宅・認定低炭素住宅は限度額がZEHよりも1000万円差がある

2024年1月以降、住宅ローン減税を受けるためには少なくとも「省エネ適合」を受ける必要があります。また、『長期優良住宅』『認定低炭素住宅』『ZEH』ではそれぞれ住宅ローン控除限度額に差があります。詳細はこちらもコラムをご覧ください。

 . $thumbnail_alt1 .

【2023年/茨城/新築】住宅ローン控除(減税)省エネグレード別解説!

住宅ローン控除(減税)の借入限度額が、住宅の省エネ性能によって変わることになりました。 減税効果や補助金といった補助だけでなく、高い省エネ性能による『快適性』や『健康』なども手に入れることができます…

まとめ

水準引き上げ(基準値見直し)が施行され、『長期優良住宅』『認定低炭素住宅』や『ZEH(ゼッチ)』は、いずれも国の進めるカーボンニュートラル・脱炭素社会に向けて、大きく変化しました。では実際に家を建てるとき『どれが一番いい選択なのか』を考えると、実際はお住まいになる地域だけでも大きく影響があります。太陽光発電を載せても、カタログ値に対してそもそも年間の日射量の少ない地域では、なかなか発電量を見込めないケースも考えられます。地域に根付いた工務店様ならではの寄り添ったアドバイスがあれば「エリアにあった一番の選択」も可能だと思います。いえすたいるの工務店様の相談会や見学会などを通して、是非ご検討してみてください!

さらに上の『高性能住宅』についてのコラムも是非!

 . $thumbnail_alt1 .

高断熱住宅の『Heat20』『LCCM住宅』『ZEH』とは? わかりやすくお伝えします!

菅政権時に『2050年のカーボンニュートラル(脱炭素化)実現』が宣言され、住宅も例外なく省エネ性能を上げていくことが求められています。 今後、更にZEHなどの省エネ性能の高い住宅が普及していくことが…

いえすたいる編集部

KAKUTO

最近は「洋服(特に裏原系)」と「kpop」にハマっています! 息抜きにする「読書(主にミステリ小説)」もちょっとしたマイブームです。 これから家を建てる皆様へ、少しでもお役に立てる情報発信を 私自身も日々勉強しながら更新してます!

関連の家づくり・暮らしコラム

茨城県で注文住宅を建てたい方へ