2023.03.31
最終更新日 2023.12.26
茨城県でZEHを建てよう!性能・補助金・メリットなどを詳しく解説!
国が推奨する「省エネ義務化」や「ZEH住宅」ですが、年を重ねるごとに建築主の皆様の意識の中で、『住宅の性能』を求める優先度は高くなってきているのではないでしょうか?いえすたいる茨城では、ZEH住宅を建てるために必要なことをはじめ、メリットや補助金情報などもコラムでまとめております。是非ご一読いただき、『茨城県で「ZEH」』検討してみてください!
そもそも『ZEH』とはどんな仕組みなの?
定義は上記の通り4つありますが、簡潔に言うと『家の中で「使う電力」より「創る電力」の方が多い家にしましょう』。ということです。「UA値」というのは住宅の断熱性能(外皮性能)なのですが、『ZEH』にするためには地域ごとに基準値が変動します。茨城県内の市町村は4地域~6地域に区分されますので、外皮性能は基準値0.6以下を目指しましょう。そして『一次エネルギー消費量』を20%以上削減すること。まずはこの『断熱性能(外皮性能)』と『一次エネルギー消費量』をしっかりと検証しましょう。
ZEH住宅とは?ゼロエネ?ZEH水準?太陽光を搭載し光熱費を減らしてお得に生活できる家!
『断熱等級』『一次エネルギー消費量』についてのおすすめコラム
【2024年最新・茨城】『断熱等性能等級』『一次エネルギー消費量等級』 ~住宅の省エネ基準についてわかりやすく解説します~
【省エネ住宅/ZEH水準】2022年10月より認定水準引き上げ改正に!~長期優良住宅・認定低炭素住宅・ZEH(ゼロエネ)はどれを選択すべき?~
太陽光発電設備を載せて最終的にエネルギー消費量を『ゼロ』にする
ZEHにするために外皮性能を高め、設備での消費エネルギーを削減したら、最後に太陽光発電設備を搭載します。外皮性能や一次エネルギー消費量を加味して、最後に「どれだけ太陽光パネルを搭載する必要があるか。」を検討し、最終的に『家庭で消費するエネルギー量≦太陽光発電設備によるエネルギー創出量』の構図が完成できれば晴れて『ZEH(ゼロエネ住宅)』完成です。
太陽光発電は電気代高騰の”今”だからこそ検討するべき設備投資!
「売電単価が下がっているから太陽光発電は導入する意味がない。」そんなことも聞くかもしれません。でも実際は「FIT制度(固定価格買取制度)」で定められた売電価格(42円や21円等)で、原則として「太陽光発電システムの初期導入費用を回収できるように」設定されています。なので売電単価の減少は、逆を言えば「毎年太陽光発電設備を導入するコストは下がっている」と読み替えることができるのです。そして太陽光年々売電単価がさがる一方で、ここ数年で大きな問題となっているのが「電気代の上昇」です。実際、売電単価よりも買電単価の方が高い現代では、「売る」よりも「発電した電気を家庭で使ってなるべく買う電気量を抑える」ことが重要となります。電気代高騰の”今”だからこそ逆に導入メリットは大きいものになっています。
【太陽光/電気代/値上げ】電気代高騰で太陽光発電設置を考えるのは実際どうなの??
「ZEH」の認定は『BELS評価』にて確認できます
【2024年版・茨城】BELSとは何かご存知ですか? ZEHとの違いや、星の数による省エネ表示など、丁寧に解説します!
BELS(ベルス)とは、住宅含む建築物の省エネ性能を星の数で表示する認証制度のことをいいます。平成28年4月より開始された、建築物省エネ法による建築物の省エネ性能表示の認証制度の1つに位置付けられます。第三者より外皮・一次エネルギー性能の認定を受けたことになりますので、省エネ性能はもちろん、住宅の資産価値を示す指標の1つとなります。ZEHは認定住宅(長期優良住宅や認定低炭素住宅)ではないため、この『BELS評価』にてZEH評価を受ける流れになります。
「ZEH」は『地域型住宅グリーン化事業』や『子育てエコホーム支援事業』の補助対象
ZEHを建てると国からの補助金が100万円超もらえるケースがあります。主要な補助金事業としては「地域型住宅グリーン化事業」「子育てエコホーム支援事業」などが挙げられます。補助金額など詳しく知りたい方はこちらのコラムをご参照ください。
【Ⅱ期更新/住宅補助金】令和5年度地域型住宅グリーン化事業 最大補助金140万円!
【最新/新築最大100万円/補助金】子育てエコホーム支援事業とは?対象条件は?いつから申請可能?
「ZEH」は『金利優遇』メリットも大きい
「金利優遇」の恩恵を大きく受けられることも「電気代削減」や「補助金取得」以外での大きなメリットです。『フラット35(ZEH)』をはじめ、三井住友銀行やソニー銀行など一部の銀行にはなりますが「ZEH」に対する金利優遇プランが整備されています。また、ZEH水準以上の省エネ住宅への「住宅ローン減税」の対象にもなります。住宅価格の値上がりも懸念される今日、金利優遇を受けられるのは大きいですね。
2022年10月より改定されたフラット35【ポイント制】とは?2024年2月からポイントメニューも改定!
【2023年/茨城/新築】住宅ローン控除(減税)省エネグレード別解説!
まとめ
ZEHを建てる際、断熱性能・一次エネルギー・太陽光発電設備等、一般的な住宅と比べ初期投資が高額になってしまうことは避けられない問題です。しかし、光熱費の削減や住宅ローン金利優遇などは、近年の『物価値上がり』の影響も相まって、特に大きなメリットになると感じます。加えて国から『ZEH』の補助金制度も充実しております。茨城県は全国平均を上回る日照時間が統計でも観測できておりますので、太陽光発電設備の導入効果を充分に感じられると思います。いえすたいる茨城の工務店様の相談会や見学会などを通して、その地域の特色にあった提案や身近なご相談の上、是非『茨城県でZEH!』ご検討してみてください。
いえすたいる編集部
KAKUTO
最近は「洋服(特に裏原系)」と「kpop」にハマっています! 息抜きにする「読書(主にミステリ小説)」もちょっとしたマイブームです。 これから家を建てる皆様へ、少しでもお役に立てる情報発信を 私自身も日々勉強しながら更新してます!